愛させろよ。
帰りのホームルームが終わると、俺は音楽室に直行した。

そして桐谷先輩の楽器を取り、学校を出た。

先輩の言った地区は、学校から一駅行った辺りだ。

いつも乗るのとは逆の電車に乗った。

車窓の景色は見慣れなかった。

電車を降りると、俺は電柱を見ながら歩き出した。

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