愛させろよ。
吉永先輩が帰ってくる前に、すっとドアが開いて誰かが入ってきた。

誰だかすぐにわかった。

あの髪。あの瞳。

彼女だ……!

ぼけっと見つめていたら、一瞬目が合った。

俺の心臓は一拍飛んだ。

ああ……!

すぐにすっとそらされたけど、俺は幸せでいっぱいになった。

心臓のドキドキが止まらない。
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