愛させろよ。
「手術したっていうから、俺ほんとに心配で……」

長瀬が俺の顔をのぞきこんできた。

その真面目な瞳が照れくさくて、俺は茶化した。

「やめろよ。気持ち悪いな」

「悪かったよ」

長瀬はいつもの笑顔に戻った。

そう、長瀬はこうでなくちゃ。
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