愛させろよ。
散々歌って満足すると、俺たちはファミレスに移動した。

みんなの頼んだ料理が運ばれてきた頃、長瀬の隣に座っていた奴が言った。

「突然なんだけどさ……」

その顔は明らかににやけている。

「俺、彼女できた」

みんなの口から雄叫びが上がった。

「いつ! 誰と!」

「可愛い?」

「お前爆発しろよー」

もうテンションマックスだ。
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