愛させろよ。
ステージに光が満ちる。

少し緊張した面持ちの福田先輩が、真っ白な指揮棒と共に出てきた。

堤先輩がしていたように、福田先輩もみんなの顔を見渡す。

そして、棒が上がった。

最初の一音が、放たれた。
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