答えて下さい、先生!!

真美さんには、私次第だと言われた。

でも、先生は私のこと……好きじゃなかったみたいです。

私が塾を続けてすぐに新しい先生を雇い、私は新しい先生、玲奈先生の授業しかなかった。

きっと私が邪魔だったのでしょう。

これ以上私なんかに教えたくなかった、だから……

「雨、やまないかな」

家の近所の公園で雨宿りをしていた。

「……先生、私のこと心配じゃないですか?」

これが、私の最後の賭けだった。

先生が私を見つけてくれたらまだ塾をつづける。

もし、見つけてくれなかったら塾をやめる。

圧倒的にやめる確率が高いのは、私がこの恋を終わりにしたいからなんだと思う。

先生、さよなら
< 28 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop