答えて下さい、先生!!
次の日、俺の前に西村さんが現れた。
西村さんは俺が好きだといってくれた。
こんな俺を。
だけど、俺はその気持ちには答えられない。
それに、今は小林先生と付き合っている。
俺といても、西村さんを傷つけるだけ。
そう、西村さんのため……。
お礼を言って教室を出ていこうとする西村さんの背中を見て、今彼女を捕まえないともう二度と会えない。そんな気がした。
気がついたら西村さんを抱き締めていた。
小林先生とは違う。
あぁ、俺は馬鹿で……どうしようもないくらい君が好きだ。