答えて下さい、先生!!
七章
私は小林玲奈です
私は最近新しい働き口が出来ました。
学校の先生になるのが私の夢でした。
しかし、就活が上手くいかず悩んでいるときに手を差しのべてくれたのが三神健さんでした。
本当にありがたい話でした。
私は直ぐに塾の先生になりました。
そこにいる生徒たちは皆可愛い子達ばかりでした。
しかし、いつも私に悲しそうな笑顔を向ける女の子がいました。
彼女は西村美里さんという子でした。
彼女と接して直ぐにわかりました。
彼女は健さんが好きなんだと。
最初は応援するつもりでした。
しかし、彼女と共に健さんを見ていたら自分でも気が付かないうちに、健さんに恋していました。
そして、健さんも彼女のことが好きで悩んでいることも。
だから私は、健さんに告白してしまいました。
私は最低です。
しかし、彼女のことが好きなのに私と付き合うことにした、健さんも最低です。
私達、大人は最低です。