答えて下さい、先生!!
八章
意気地無しです
先生と会わなくなってから何日が過ぎただろうか。
先生、私は先生に会いたいです。
振られたのはわかってます。
だけど、あんな思わせ振りの態度をとられると期待しちゃうんですよ。
先生、今でも貴方のことが好きみたいです。
「もしもし?」
私のもとに岩瀬真美さんから電話がきた。
「大変ですよ!先輩!!」
「どうしたんですか?そんなに慌てて」
「車に轢かれたそうなんですよ!三神先生が!!」
「な、なにいってるんですか?な、なんで先生が……」
真美さんとの電話が終わった後も、私はそこから動けなかった。
先生は無事なんでしょうか?
私がお見舞いに行ってもいいんでしょうか。