答えて下さい、先生!!
八章

意気地無しです


先生と会わなくなってから何日が過ぎただろうか。

先生、私は先生に会いたいです。

振られたのはわかってます。

だけど、あんな思わせ振りの態度をとられると期待しちゃうんですよ。

先生、今でも貴方のことが好きみたいです。

「もしもし?」

私のもとに岩瀬真美さんから電話がきた。

「大変ですよ!先輩!!」

「どうしたんですか?そんなに慌てて」

「車に轢かれたそうなんですよ!三神先生が!!」

「な、なにいってるんですか?な、なんで先生が……」

真美さんとの電話が終わった後も、私はそこから動けなかった。

先生は無事なんでしょうか?

私がお見舞いに行ってもいいんでしょうか。
< 45 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop