二人は甘い初恋関係

「再告白、するよ。今度は、OK…もらいたいな、小春川に。」


『そうだね!絶対、上手くいく…って信じてるから。』


「おう。ありがとな。」


佳織との電話を終えた俺は、部屋のベッドに寝転んだ。


ヤバい…。


もう一度、告白…って決めたら、また緊張してきた…。


今からじゃ、早すぎだろ。


落ち着こうと深呼吸してみるけれど、鼓動は加速する一方だ。


バレンタインの日、小春川に告白した時も緊張した。


だけど、あの時以上に緊張してる。


そりゃそうだよな。


二度目の告白が成功すれば小春川の彼氏になれるわけだし、その可能性だって…高いんだから。


頬が緩む。


緊張しながらも、心のどこかでワクワクしている自分がいた。


< 292 / 322 >

この作品をシェア

pagetop