二人は甘い初恋関係
とても静かな保健室。
ベッドから降りて、そっと白いカーテンを開けてみると、保健室の先生の姿は見当たらない。
隣のベッドも空いてるし、今…保健室には私しかいないようだ。
保健室の先生、水城君が私を運んで来た時は居たみたいだから、一時的に不在なのかも。
も、もしかして……
水城君、先生が不在になるから、わざわざ傍についていてくれたのかな…。
私が目を覚ました時に、置かれてる状況が直ぐに分かるように…。
「…………。」
いやいや、いくら何でも…そんなことまで考えるわけないよね。
さっき、ベッド脇で寝てたみたいだったし、私を運んで来た後、眠いから寝ちゃおう…的なノリで、保健室に居たんだろうな。
うんうん、と心の中で頷いてカーテンを閉めた私。
再び、ベッドに横になった。