二人は甘い初恋関係
「俺、今日…日誌を職員室に提出した後に、小春川にもう一度…告白しようと思ってたんだ。」
「えっ…」
そうだったんだ…。
「今度は、いい返事…もらえるかなって思ってさ…。でも、それよりも先に小春川から最高の返事もらえた。チョコまで貰えたし、俺…言葉じゃ言い表せないぐらいの嬉しさでいっぱいだよ…。」
「わ、私も嬉しい…。水城君の笑顔が見れて、本当に嬉しい…。」
「改めて、これから…宜しくな。」
「うん、宜しくね…。」
二人で笑みを浮かべる。
日だまりのように温かい気持ちが、心のみならず、体中を満たしていく。
柔らかな幸せを感じていると、水城君は私の目を真っ直ぐ見つめた。
「あ、あのさ……小春川。」
「どうしたの…?」
そう聞いた私に、水城君は少し恥ずかしそうに頬を赤く染めた。
「キス、したいんだけど…いい?」