大好きでした。
アカネは
私と同い年で。

中学では私の方がまだ
身長高かったのに
いつの間にか追い抜かされていて。

気づけば私たちはもう、高校2年生になっていた。

アカネは人見知りで泣き虫で冷え症で
そんなアカネが私は大好きだった。

今では私を包み込めるぐらい大きくなって、
たくさんの友だちもいて、
いつも笑ってて、
私より大きな手は温かかった。

アカネは女の子みたいな名前。
顔も可愛い。
けどやっぱり男の子だから
私が危ないことすると強く止められる。

明音は、かっこよくなった。
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