僕だけ見てればいいんだよ?
「 枢。それ本気なんだよね?」
「うん」
「じゃ、私も真剣に答える」
「私は 枢を一人の男として見ることは出来ない。」
「家族なんだもん」
「 枢のことは大好きだけど、
それは家族として」
「だから…ごめんなさい」
枢は今にも泣きそうな顔になっていた。
「そっか…わかった」
「うん…」
「優菜…1つだけ聞いていい?
好きな人でもいるの?」
「何いってんの~いるわけないでしょー」
「そっか…」
「帰ろっか」
「うん」