僕だけ見てればいいんだよ?
「姉ちゃん、そろそろ準備出来た?」
「ん、あっOKだよー」
やっぱり着たけども…
部屋から出るのは恥ずかしい。
枢こんなの着てる私を見てなんて言うんだろ…
「姉ちゃん?何してるの?」
「あっ、はいはい!出るよー」
ガチャ…
「///…」
「ん、やっぱり可愛い」
「うっさい…」
「姉ちゃん顔赤いよ?照れてるの~?」
「あぁ!!もぉ!!だまれぇえぇ!!」
ガシッ…
枢を叩こうとしていた手が捕まれ
そのままドアに押し付けられる。
「ちょ… 枢…」
「姉ちゃんやっぱり可愛いな…」
耳元でささやかれる
「 枢っ…」
「姉ちゃんのこの姿誰にも見せたくないよ…
やっぱり今日はこのまま家にいよーか」
その時の 枢の顔は今まで見たことの無いような暗くて怖い笑みだった
掴んでいた手が離される
このまま家にいた方が危なくない!?
「…っ何にいってんの 枢?
出かける場所があるんでしょ?行こーよ」
「ん、ま、そうだね。」
「この我慢ももう少しだし…」
「え、今何か言った??」
「何でもないよ」