諦めない力
10分後家に着いた
そして、家に着くと弟が待っていた
大きくまだ私より少し小さな手で精一杯振っていた。
ひよりと母親は「ただいま樹」と言った。
穂乃歌樹は小学校6年生のひよりの弟。家族思いの優しい男の子だけど、家族優先で自分の時間をあまり作ろうとしない。みんなの前ではいつでも笑顔。
私と樹は顔を見合わせて"せーの"と言って樹が三つ葉のクローバーのネックレスとブレスレットだった。
そうすると、二人がある言葉を放った
「お母さん、ちょっとはやいけどHappy Birthday」
と言うと母が「えっ」と言った。だから、私達は事情を母に説明した。
それは、母の誕生日に私達はおめでとうとちゃんと会って言葉にできないからちょっとはやいおめでとうをしたんだ。
母の方を二人が向くと母が泣いていた。そしたら、いきなり母が二人を抱いた。二人もとても嬉しくてなぜか一緒に泣いていた。
今までの不安や寂しさを全てこの涙を流し落とした。みんなで10分間泣き続け、泣き終わる頃には全員顔が真っ赤になっていた。
母が「本当にありがとう」と言うと私達に背を向け車に乗った。
ひよりと樹は最高の笑顔で母を見送った
そして、家に着くと弟が待っていた
大きくまだ私より少し小さな手で精一杯振っていた。
ひよりと母親は「ただいま樹」と言った。
穂乃歌樹は小学校6年生のひよりの弟。家族思いの優しい男の子だけど、家族優先で自分の時間をあまり作ろうとしない。みんなの前ではいつでも笑顔。
私と樹は顔を見合わせて"せーの"と言って樹が三つ葉のクローバーのネックレスとブレスレットだった。
そうすると、二人がある言葉を放った
「お母さん、ちょっとはやいけどHappy Birthday」
と言うと母が「えっ」と言った。だから、私達は事情を母に説明した。
それは、母の誕生日に私達はおめでとうとちゃんと会って言葉にできないからちょっとはやいおめでとうをしたんだ。
母の方を二人が向くと母が泣いていた。そしたら、いきなり母が二人を抱いた。二人もとても嬉しくてなぜか一緒に泣いていた。
今までの不安や寂しさを全てこの涙を流し落とした。みんなで10分間泣き続け、泣き終わる頃には全員顔が真っ赤になっていた。
母が「本当にありがとう」と言うと私達に背を向け車に乗った。
ひよりと樹は最高の笑顔で母を見送った