諦めない力

種目が終わって、テントに戻ってくると
青団の人達にまで「お疲れ」と言ってもらえた。

そして、しばらく種目が回って来ないから隣の席に座っていた莉里花と喋っていた。
莉里花は、同じ小学校出身で順美の幼馴染でよく遊んでいた一人。

「ひより、凄かったね。まさか、二人抜きするなんて」
「うちも抜けるだなんて思っても見なかったよ」
「うっそだ〜」
「嘘じゃないよ」
と言うとリレーの時の気持ちと出来事を莉里花に全て話した。

そうすると思ってみなかった言葉が返ってきた!
< 35 / 42 >

この作品をシェア

pagetop