恋愛なんて、めんどくさい。
幻滅って…
呼び止めといてそれかよ。
「んなわけないでしよ。人間誰にでも裏表ぐらいあるし。
…それに、あたし幻滅するほど“完璧美少女優美ちゃん”?に期待してないし?」
演技だとしても、誰にも不快感を与えないなんて相当気配りの出来る人じゃなきゃ無理だし。
…ま、嘘くさかったのは否めないけど。
あたしには関係ないしー。
眠すぎてついそっけない態度をとったあたしを見て、萩原さんはちょっと目を見開いて
「柊さんも裏表あるね…。」
と呟いてから
表情を戻して
「ありがとう」
と微笑んだ。
…そのあとは。
「私達今日から親友だね♪」
「ねっ、メアド交換しよ~♪」「ねっ、寧々って呼んでいい?てか呼ぶね~♪私のことも、優美って呼んでね~♪」
「あっ、教室では私の本性隠しといてね~♪」
と、ある種の言葉攻め?にあい、(結局昼寝出来なかった)
優美のストーカー行為など、なんだかんだ色々あって、あっとゆう間に1年が過ぎ、
…親友って認めてあげなくも無くなった。