恋愛なんて、めんどくさい。

15分たったようなので
もう一度軽くとぎ、スイッチを入れる。






前に彼氏の話した時も

「秘密。」

って言ってたし。


俺には言いたくないのか…?



いや、ホントに彼氏居るんなら俺ここに居たらマズイんじゃ…



そうだよな!聞いた方がいいよな!








「深宮ぁ、 何してたの~?」


「勝手に飯炊いてた。」


「えええ!深宮ってご飯炊けるの?!」

「それくらい出来るわ!」


「…人は見かけによらないんだね。」


俺のこといったいなんだと思ってるんだ。

「そーゆう柊だって、料理出来ねぇんだろ?」


もやししか入って無かったし。

「料理出来ないんじゃないよ。したくない…する必要がないだけ。」



そう言って少し目を伏せたかと思うと



「料理も洗濯も掃除もイヤってほどしてきたの。…ひとりなんだから料理くらいサボってもいいでしょ~!」


無理して笑ってる。





「洗濯と言えば、男物の洗濯物あったけど、彼氏の?」


…ちょっと無理矢理だけど、話を変えたかった。


「洗濯物?男の?




…ああ!




彼氏のじゃないよ。

というか誰のでもないよ」

はい?

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