恋愛なんて、めんどくさい。

なんか言わなくていい事色々言った気がする…。


んで、よくわからない喧嘩になって。



結局、深宮はどうなんだろ…。


あたし今どんなカオして深宮に会えばいいの?!




とりあえず喉乾いた…。



お茶飲みに行こう。



リビングの床(うち、イスとか無いんで)には、首にバスタオルを掛けた深宮が、なんとなく縮こまって座ってる。



寝室から出てきたあたしに気付いて

「シャワーと着替え、ありがとな」


ぎこちなく微笑む。



「…ん。サイズぴったりで良かった。
お茶…って言ってもペットボトルのだけど、飲む?」


思わず頬が緩むほどのぎこちなさ。


「あ、貰う…、」


2つのコップにお茶を注いで、テーブルの上に置く。


「ど、どうも…」


「だから、そんな大した物じゃ無いって…」



カチッ、カチッ、カチッ


秒針の進む音がやけにうるさく聞こえる。


何話せばいいんだろ…


とか考えてると

「あの…さ…、柊ってバイト先の店長の娘だったの?」


変な質問をしてくる深宮。


「違うけど…、なんで?」


「いや、酔っぱらいのおっちゃん達がそう言ってたから…」


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