恋愛なんて、めんどくさい。


でもあたしが居なくなれば、家の雰囲気が明るくなって祥太も過ごしやすくなるよね。


アイツだって兄の事は育てて来たんだから、あたしが心配する筋合い無いよね。



祥太のせいで、揺らぎかけた決心をもう一度固めて



バイトして、バイトして、バイトして



誰にも何も言わないまま卒業と同時に家を出た。



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