恋愛なんて、めんどくさい。
「ムリ。我慢できない。」
うっ
そんな熱っぽい目で見ないで欲しい…
「…じゃあ、シャワーしないから、せめてベッドでお願いします…」
こーなっちゃうから。
あ゙~、ダメだ。
どうやらあたしはこーゆう時の深宮に弱いらしい。
何か対策考えないと…
「さすがに床ではしねぇよ」
あ、笑ってる…
いつもの深宮に戻ったっぽい。
は~、助かった。
ずーっとあんなカオされてちゃ心臓がいくつあっても足んないし。
寝室のドアを開けて
「ど、どうぞ…」
招き入れたは良いものの
キンチョーが、ハンパない。
「そんな固くなんなよ」
そう言って、ベッドに腰掛ける深宮。
ここあたしの部屋なんだけど。とかいつもどうやって言ってたんだっけ?
「おいで。」
ベッドをポンポン叩いて、ふわっ、っと微笑む深宮を見て
他のいろんな女の子にも同じことしたのかな、とか考えたあたしが嫌だ。
これ以上考えないように、大人しく深宮の隣に座る。と
「柊の嫌がる事はしねぇから」
眉を八の字にして困ったような表情をする深宮。