恋愛なんて、めんどくさい。

「後藤のパシリ」

そう教えてあげると、


「ちっ、クソ後藤…」


舌打ち出ました♪

ホント愛されてるねぇ(?)優美チャンは。



「っし、終わり!」

黒板を消し終わって、伸びをしてる深宮。



日誌も終わったし、


「あとはコレを職員室まで運ぶだけか…」


後藤の机の上には、大量の教科書、ノート、etc…。


コレ運ばなきゃなんないの?



アイツ生徒使いすぎでしょ。

仮にも先生として給料貰ってんだから、それ相応の働きをしてくれないと。


「あんの、税金泥棒…」

心の中で呟いていると(声に出てます)


「じゃー、行くか?」

ノート類全部持ってドアの前でスタンバってる深宮。


「あー、ちょっと待って。」

出来立てほやほやの日誌を、ノート逹のてっぺんに置いて


「1人で行ってきて♪」

ニコッ、っと微笑む。


「えっ!」

深宮が驚いてる。


まー、こんだけの量1人で運べっつってんだから驚いても仕方ないか。


「おねがい」

上目遣いで、出来る限りの甘ったるい声を出してみる。


こんなん効くのかな…


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