恋愛なんて、めんどくさい。
「やだ♪」
こんな楽しいコト、やめるワケないじゃん♪
そのまま耳たぶを軽く噛んでみると
「んっ」
とうとう、声、出ちゃったみたいです♪
「へぇー、そんなかわいー声、出すんだねー♪」
「だから、止めてって、言ったのに…」
照れてんのか感じてんのか知らないけど、赤い顔で潤んだ瞳で睨み付けてくる慧。
うわー、迫力0。
寧ろ超絶カワイイ。
…コレ、ヤミツキになりそー。
「あーあ。拘束されて、カテキョプレイで、感じちゃってるんだー。このド変態。」
「……。」
慧のアゴをグイッと掴んで引き上げる。
「このまま、放置プレイ、してあげてもいいんだよ?」
自力でほどくには1時間くらいかかると思うけど。
脅えと困惑と驚愕の入り交じった慧のカオを楽しんでいたら
「その必要はないわ!」
突然、扉をドーンと開けてとてつもなく綺麗な女の人が入ってきた。
あたしが、誰?と言う暇もなく
「姉貴っ?!!!!」
慧が大声を張り上げた。