恋愛なんて、めんどくさい。
「え~っ!ウソ~!こんなにカッコいいだなんて!想像のはるか上の上をいったわ!もう!寧々ちゃんったら写メ見せてくれてても良いのに…。心の準備くらいさせて欲しかったわ!」
驚いたり笑ったり怒ったり拗ねたり…、忙しい人だな。
「えーっと、寧々の居場所をですね、「まあ、座って座って♪今お茶入れるから♪」
勧められるがままイスに座ると
「は、はあ…」
返事する間もなくサッと立ってサッとガラスのコップにお茶を入れてサッとお盆に乗せて持ってサッと自分もイスに座った女の人。
そのスピードに半ば呆然、半ば感心していると
「安心して、ただのお茶だから、何も入って無いわよ♪」
ニコッってゆー擬音がつきそうな笑顔で笑った女の人。
「え、あの、疑ってるワケじゃ…「そうそう、自己紹介がまだだったわよね!私坂下美咲!美しく咲くって書いて美咲ね!ここの店長で寧々ちゃんの上司もとい母親!みたいな関係だと思ってくれればいいわ。宜しくね♪」
「俺は深宮慧、と申しま「へぇー、慧くんって言うのね~。娘の彼氏と初対面って気分だわ~。あー緊張するっ!」
さっきから俺、カッコが閉じれないんだけど!
ホントよく喋る喋る喋る!
物凄イ、人、デスネ…。