恋愛なんて、めんどくさい。

この雰囲気にかなり圧倒されていると

「で?さっき寧々ちゃんの居場所がどーたらって言ってわよね?」

あっちから話題を振ってきてくれた。

「そうなんですよ。ここ一週間寧々と連絡が取れないので、バイト先だっていうお店にお邪魔させて頂いたんで「そうなの?寧々ちゃんから丁度一週間前に『夏休みの間友達と旅行に行くのでバイト休みます』ってメールが来たばっかりよ?お陰で寧々ちゃん目当ての客が悲しむわ悲しむわで困ってたところだったのよね~。」


…え?


「それ、ホントですか?」

「そう!寧々ちゃんがバイト休むだなんて初めてだから私…、あっでもその前日にも1日休んでたんだけど、それでもこんな長期間―――」


…え??

「その前日ににも休んでたんですか?」


「そうよ?なんか用事が出来たーって。でも今思えば旅行の準備だったのかなーって「それウソですよ。」


「えっ?」


「寧々の唯一の友達からも昨日、ずっと連絡取れないって電話来ました。だから、それ、ウソです。」


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