恋愛なんて、めんどくさい。


「寧々ぇ~?そろそろ起きてぇ~?」

遠くから声がする気がする…。


…ん~ 。あと5分…。





…あれ?確か学校来てすぐ寝ちゃって…。


今何時?


「もう昼休みだよ~…。」

「うぇっ?!」


驚きすぎて変な声出しちゃった。



「やっと起きたぁ~!」

「…ん。おはよ。」



まだ目があかない…。

いつも起きるのは苦手なんだよね…。



でも今は起きないわけにはいかないみたい。





「おはよ。じゃないよ~!お昼ご飯食べる時間無くなっちゃうじゃん!」

「先食べてれば良かったのに…。」

「一人で食べてたらぼっちの寂しいヤツみたいじゃ…、じゃなくて、せっかく起こしてあげたんだから、なんか言うことあるでしょ?」


…心の声まる聞こえなんですけど。

「はいはい、ありがとね~優美チャン。」

「わかればよしっ!さっ食べよ~♪」



食べるっていっても

「今日購買行ってない!」

あたしの昼飯はキホン購買なのに。

「もう間に合わない~…。」


「私のお弁当、ちょっと食べる?」

「いいよ。別に一食食べなくたって死ぬわけでもない…


―ぽすっ。


って、わあ!」


頭の上からなんか降ってきたんですが。


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