恋愛なんて、めんどくさい。
何の音かって?
もちろんあたしが記念撮影した音だよ♪
「へっ?」
とりあえず、音のおかげで正気に戻ったみたい。
「えっ、ふ、二人って…。えっ?もしかし「違うからー!!!!!」
優美が叫んでる。
「……ぷっ!行こ。」
優美と藤谷を置いて
「柊っ?!ちょ、待てって!」
…深宮を連れて、逃走。
優美がどんな言い訳するのか、聞けないのは残念だけど。
二人っきりにした方が面白そうだし♪
結構離れたとこまできて、そこら辺にあったベンチに座る。
「柊と萩原って、その…「違う。ただナンパ野郎を追い払っただけ。」
「びびった…。」
「深宮も逆ナンされたとき使えば~。」
深宮と藤谷で…。ぶっ。
「俺は遠慮しとくよ…。」
あ、そうだ。
「ジュース、ちょうだい。」
「ほい。」
「ありがとー。」
…そういえば、優美の方はどうなったかな。
「慎達、どうしてるかな…♪」
お~お~お~お~。
黒い黒い黒い黒い。
「ーなあ。」
「ん?」
「俺たちも二人っきりじゃん。」
「ん。」
「デートすっか。」
「…ん。」