恋愛なんて、めんどくさい。

平気とか言ってる場合じゃなかった。




おお、予想以上に怖いな…、
とか思ってる俺に対し。


「お疲れ様で~す♪」
「頑張って下さ~い♪」
「あっ、握手して下さ~い♪」


しきりにゾンビ逹に声を掛けている柊。



だんだんエスカレートしていき


じゃんけん→あっち向いてほい… まではまだ許す。が。



「わぁっ!」



脅かし役の人の先回りをして、逆に驚かしている。


「うわぁ~っ!!!」


お化けさん、ナイスリアクション。




じゃなくて、




「柊、さすがにそれは営業妨害だから。」





「「ご迷惑おかけしました。」」



二人で頭を下げて、その場から移動する。




お化けも暗い所も大丈夫そうだし。

「柊って苦手なものねぇの?」


んー…、と考えるそぶりをして、

「当ててみる?」


軽く微笑んでそう言った柊。



「当ててみる。」



よっしゃ当ててやる。


そう言えば、さっきジェットコースターの後気分悪そうだったような…、

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