気まぐれな君も好きだから
そんなこんなで、異動して一週間も経たない頃、事務所でタイムカードを押していると、仁科君が階段を上がって来た。
「歩未さ〜ん、お昼これから?」
「うん。」
「じゃ、一緒に行きましょう。」
ふと見ると、仁科君の後ろにもう一人、知らない男の子がいる。
白衣じゃなくてグロサリーのジャンバーだから、加工食品? 八百屋さん?
名前もわからないから名札を見ようとしたら、視線を感じ、しっかり目が合った。
うわぁ、カワイイ.......
吸い込まれちゃいそうなキレイな目をした男の子は、とても優しい表情で私に微笑みかけた。
思わずキュンとしちゃったのをゴマかすように、焦って、とりあえず名前を聞いてみる。
「え〜っと、何君?」
「日配食品の片瀬です。」
「ハル君でいいよ、ハル君で。」
「何でだよ。」
「だって、みんなにそう呼ばれてんじゃん。」
「そうなの?」
「いや、まぁ......そうっちゃ、そうなんですけど。」
モゴモゴしている様子がまたカワイイ。
パートさん達に「ハル君」って呼ばれてるのが、目に浮かぶ。
「歩未さ〜ん、お昼これから?」
「うん。」
「じゃ、一緒に行きましょう。」
ふと見ると、仁科君の後ろにもう一人、知らない男の子がいる。
白衣じゃなくてグロサリーのジャンバーだから、加工食品? 八百屋さん?
名前もわからないから名札を見ようとしたら、視線を感じ、しっかり目が合った。
うわぁ、カワイイ.......
吸い込まれちゃいそうなキレイな目をした男の子は、とても優しい表情で私に微笑みかけた。
思わずキュンとしちゃったのをゴマかすように、焦って、とりあえず名前を聞いてみる。
「え〜っと、何君?」
「日配食品の片瀬です。」
「ハル君でいいよ、ハル君で。」
「何でだよ。」
「だって、みんなにそう呼ばれてんじゃん。」
「そうなの?」
「いや、まぁ......そうっちゃ、そうなんですけど。」
モゴモゴしている様子がまたカワイイ。
パートさん達に「ハル君」って呼ばれてるのが、目に浮かぶ。