気まぐれな君も好きだから
とりあえず遥希をベンチに座らせて、売店に飲み物を買いに行った。
注文を待つ間、財布を出そうと思って鞄を開いたら、メールの着信音が聞こえた。
スマホを手に取ってみると、メールは古谷君からだった。
この前のことがあってから古谷君と連絡を取るのは初めてだ。
一瞬ドキッとして、その後すぐに心臓が早いリズムを刻み始める。
緊張しながら、恐る恐るメールを開いてみる..........
『この前はありがとう。元気にしてるか?今日、お前、休みなの?またどっか連れて行ってやろうと思ったのに。』
え? そう来た?
普通にお誘いのメールじゃん。
古谷君らしいな。
あんなことがあった後なのに、あまりに普通の短文で、何だか拍子抜けしてしまう。
でもいつもと変わらない、ちょっと素っ気ない感じが、逆に私を安心させる。
お互いの気持ちは確認できたけど、これから先も二人の関係は変わらない。
心の中で思い合うこと以外は、今まで通り、変わっちゃいけない。
あれからまだ一週間も経っていないのに、また誘ってくれたところに、会いたい気持ちが隠れているのがわかる。
それだけでも、ちゃんと伝わる。
行き先が見つからない恋なのは認めるけど、やっぱり古谷君と気持ちが繋がっていることは嬉しい。
注文を待つ間、財布を出そうと思って鞄を開いたら、メールの着信音が聞こえた。
スマホを手に取ってみると、メールは古谷君からだった。
この前のことがあってから古谷君と連絡を取るのは初めてだ。
一瞬ドキッとして、その後すぐに心臓が早いリズムを刻み始める。
緊張しながら、恐る恐るメールを開いてみる..........
『この前はありがとう。元気にしてるか?今日、お前、休みなの?またどっか連れて行ってやろうと思ったのに。』
え? そう来た?
普通にお誘いのメールじゃん。
古谷君らしいな。
あんなことがあった後なのに、あまりに普通の短文で、何だか拍子抜けしてしまう。
でもいつもと変わらない、ちょっと素っ気ない感じが、逆に私を安心させる。
お互いの気持ちは確認できたけど、これから先も二人の関係は変わらない。
心の中で思い合うこと以外は、今まで通り、変わっちゃいけない。
あれからまだ一週間も経っていないのに、また誘ってくれたところに、会いたい気持ちが隠れているのがわかる。
それだけでも、ちゃんと伝わる。
行き先が見つからない恋なのは認めるけど、やっぱり古谷君と気持ちが繋がっていることは嬉しい。