気まぐれな君も好きだから
今更そんなことを言っても言い訳にしかならないけど、決して私は自分から望んで三股状態になった訳じゃない。
そもそもそんなに器用じゃないし、たくさんの男の子と遊びたいと思うタイプでもない。
だから結果として、自分を上手く使い分けできない私はこんなに悩むことになり、同時に三人を苦しめることになってしまった。
俊と古谷君は、遥希の存在を知らない。
遥希だって、俊以外に好きな人がいるなんて、まさか思っていないだろう。
だけど遥希とデートしている最中に古谷君に気を取られ、俊からの電話にキスを邪魔されたことは現実だ。
こんなこと、いつまでも続けられるはずがない。
俊と別れてしまえば、古谷君がずっと我慢して来たことが無駄になる。
古谷君を選んでも応じてくれないのはわかってるし、そうすれば俊のプライドを踏みにじり、遥希を傷付けることになる。
遥希を選ぶことは、今まで考えられないと思っていたけど..........
さっきの遥希の言葉に、心が動かされなかったと言ったら嘘になる。
遥希を選べば、楽になれるのもわかっている。
でもその選択はいろんな意味で一番難しいし、三年前、安易に返事をしてしまったせいでこんなに悩むことになってしまった私には、どうしても簡単に答えを出すことができない。
そもそもそんなに器用じゃないし、たくさんの男の子と遊びたいと思うタイプでもない。
だから結果として、自分を上手く使い分けできない私はこんなに悩むことになり、同時に三人を苦しめることになってしまった。
俊と古谷君は、遥希の存在を知らない。
遥希だって、俊以外に好きな人がいるなんて、まさか思っていないだろう。
だけど遥希とデートしている最中に古谷君に気を取られ、俊からの電話にキスを邪魔されたことは現実だ。
こんなこと、いつまでも続けられるはずがない。
俊と別れてしまえば、古谷君がずっと我慢して来たことが無駄になる。
古谷君を選んでも応じてくれないのはわかってるし、そうすれば俊のプライドを踏みにじり、遥希を傷付けることになる。
遥希を選ぶことは、今まで考えられないと思っていたけど..........
さっきの遥希の言葉に、心が動かされなかったと言ったら嘘になる。
遥希を選べば、楽になれるのもわかっている。
でもその選択はいろんな意味で一番難しいし、三年前、安易に返事をしてしまったせいでこんなに悩むことになってしまった私には、どうしても簡単に答えを出すことができない。