気まぐれな君も好きだから
これはプロポーズされたことになるんだよね?
とりあえずは結婚を考えろっていうことなんだろうけど、俊の言葉は別の意味を含んでいるようで何となく引っかかる。
どこか探るような言い方は、私を完全には信用していないからなのかな.........
「もうちょっと.....幸せそうな顔してくれると嬉しいな。」
「あ、ごめん。」
「いや、いいんだよ。実はさ、俺は今回のことがなくても、そろそろそういう時期かなって思ってたんだけど、歩未はまだそう思ってないんだなって、よくわかったから。」
「........。」
「だけどこれだけは言わせて。俺は本気で歩未と結婚したいと思ってる。だから歩未も、そろそろ俺との未来を考えてほしい。」
「......うん。」
「あぁ、でも何か、一方的に熱くなっちゃって悪かったかな。ごめん。」
「ううん。そんなことないよ。大事なことだもん。」
「なら、今、言ったことは全部本当だから、考えてくれる? ゆっくりでいいから。」
「うん。」
「ありがとう。じゃ、食べよう。冷めちゃったら勿体ない。」
「そうだね。」
笑顔でパスタを口に運ぶ俊が気の毒になるくらい、私の反応は薄かったに違いない。
これだけ真剣に気持ちを伝えられてグラつかないなんて、我ながら可愛くない女だと思う。
とりあえずは結婚を考えろっていうことなんだろうけど、俊の言葉は別の意味を含んでいるようで何となく引っかかる。
どこか探るような言い方は、私を完全には信用していないからなのかな.........
「もうちょっと.....幸せそうな顔してくれると嬉しいな。」
「あ、ごめん。」
「いや、いいんだよ。実はさ、俺は今回のことがなくても、そろそろそういう時期かなって思ってたんだけど、歩未はまだそう思ってないんだなって、よくわかったから。」
「........。」
「だけどこれだけは言わせて。俺は本気で歩未と結婚したいと思ってる。だから歩未も、そろそろ俺との未来を考えてほしい。」
「......うん。」
「あぁ、でも何か、一方的に熱くなっちゃって悪かったかな。ごめん。」
「ううん。そんなことないよ。大事なことだもん。」
「なら、今、言ったことは全部本当だから、考えてくれる? ゆっくりでいいから。」
「うん。」
「ありがとう。じゃ、食べよう。冷めちゃったら勿体ない。」
「そうだね。」
笑顔でパスタを口に運ぶ俊が気の毒になるくらい、私の反応は薄かったに違いない。
これだけ真剣に気持ちを伝えられてグラつかないなんて、我ながら可愛くない女だと思う。