気まぐれな君も好きだから
あっという間に遥希と大石さんの送別会の日はやって来た。
最後の出勤日を祝うつもりなのか、仁科君を始め魚屋さんのメンバーは、朝から白衣の上に「大漁」って背中に書いてあるお揃いの法被を羽織っている。
普段はイベントがある日しか着ないものだから、いろんな意味で今日の気合の入れ様も伝わって来る。
遥希も夜の送別会に出られないパートさんやバイトの子から、日中いろいろなプレゼントを貰っていた。
優しいハル君の人気ぶりがよくわかる微笑ましい光景であると同時に、ちょっと妬けて、ちょっと自慢。
人気があるのは嬉しいけど、他のお店に送り出すのが少し心配になる複雑な心境に陥った。
そして迎えた送別会。
最後の夜だから、送別会は基本的に無礼講。
飲み始めたら何でもアリになっちゃうのが、この店の流儀だ。
魚屋さんチームが固まってる席では、お酒が進む前から大きな声の笑いが絶えない。
高瀬さんと並ぶベテランパートさんが大石さんがまだ上手に包丁を握れなかった頃のかなり情けない暴露話を始め、大いに盛り上がっている。
遥希はあちこちの部門のオバ様に囲まれ、記念撮影大会。
最後の記念に抱きつかれたり、ほっぺにキスされたり、いつの間にやら大変なことになっている。
最後の出勤日を祝うつもりなのか、仁科君を始め魚屋さんのメンバーは、朝から白衣の上に「大漁」って背中に書いてあるお揃いの法被を羽織っている。
普段はイベントがある日しか着ないものだから、いろんな意味で今日の気合の入れ様も伝わって来る。
遥希も夜の送別会に出られないパートさんやバイトの子から、日中いろいろなプレゼントを貰っていた。
優しいハル君の人気ぶりがよくわかる微笑ましい光景であると同時に、ちょっと妬けて、ちょっと自慢。
人気があるのは嬉しいけど、他のお店に送り出すのが少し心配になる複雑な心境に陥った。
そして迎えた送別会。
最後の夜だから、送別会は基本的に無礼講。
飲み始めたら何でもアリになっちゃうのが、この店の流儀だ。
魚屋さんチームが固まってる席では、お酒が進む前から大きな声の笑いが絶えない。
高瀬さんと並ぶベテランパートさんが大石さんがまだ上手に包丁を握れなかった頃のかなり情けない暴露話を始め、大いに盛り上がっている。
遥希はあちこちの部門のオバ様に囲まれ、記念撮影大会。
最後の記念に抱きつかれたり、ほっぺにキスされたり、いつの間にやら大変なことになっている。