気まぐれな君も好きだから
「良かったら、うち来ない? 今の時間、誰もいないから。」
「え?.....でもいいの?」
「うん。こんなんじゃ、ちょっと出ただけで濡れちゃうじゃん? だったら、歩未と家でゆっくりする方がいいかなと思って。」
「うん。じゃあ、そうしよう。」
意外な突然の提案に、雨で憂鬱だった気持ちも晴れる。
遥希の家って、多分、ここから結構近いよね。
お蕎麦屋さんに連れて行ってもらった時の感じだと、きっとすごいお屋敷なんだろう。
どんな家に住んでるのか興味もあるし、家に行けば、送別会の時、高瀬さんが言っていたことが何かわかるかもしれない。
それに、やっぱり好きな人の部屋に入れてもらえるのは嬉しい。
遥希がいつも過ごしている場所を見てみたい。
前が見えなくなるような雨の中、車を走らせ、この前の並木道を抜けていく。
すると、大きな門構えの緑に囲まれた白っぽい豪邸が見えて来た。
「うち、ここなんだ。」
「ふ~ん。すごい大きなお家なんだね。」
「そう? この辺では、そうでもない方だよ。」
「そうなの? 私、こんなお家、入ったことないよ。」
「じゃあ、これから何回でも遊びに来てよ。」
予想以上の豪邸に、何だか緊張してしまう。
ソワソワする私をよそに、三台は停まるであろうガレージに何でもないように車を入れ、遥希は嬉しそうにニコニコしている。
「え?.....でもいいの?」
「うん。こんなんじゃ、ちょっと出ただけで濡れちゃうじゃん? だったら、歩未と家でゆっくりする方がいいかなと思って。」
「うん。じゃあ、そうしよう。」
意外な突然の提案に、雨で憂鬱だった気持ちも晴れる。
遥希の家って、多分、ここから結構近いよね。
お蕎麦屋さんに連れて行ってもらった時の感じだと、きっとすごいお屋敷なんだろう。
どんな家に住んでるのか興味もあるし、家に行けば、送別会の時、高瀬さんが言っていたことが何かわかるかもしれない。
それに、やっぱり好きな人の部屋に入れてもらえるのは嬉しい。
遥希がいつも過ごしている場所を見てみたい。
前が見えなくなるような雨の中、車を走らせ、この前の並木道を抜けていく。
すると、大きな門構えの緑に囲まれた白っぽい豪邸が見えて来た。
「うち、ここなんだ。」
「ふ~ん。すごい大きなお家なんだね。」
「そう? この辺では、そうでもない方だよ。」
「そうなの? 私、こんなお家、入ったことないよ。」
「じゃあ、これから何回でも遊びに来てよ。」
予想以上の豪邸に、何だか緊張してしまう。
ソワソワする私をよそに、三台は停まるであろうガレージに何でもないように車を入れ、遥希は嬉しそうにニコニコしている。