気まぐれな君も好きだから
私のカラダを仰向けにして、遥希がカットソーの裾をめくり上げて行く。

ブラを外しながら谷間にキスして、そこからゆっくりと丁寧に舌を這わせ始める。

気持ちが良くて、くすぐったくて、とても幸せ。

初めてとかじゃないのはわかるけど、変に手慣れていない感じが可愛くて、苦しいくらい胸がキュンとなる。



今度は短パンに手を入れ、下着の中に指を滑り込ませる。

私の反応を気にしながら、触れてほしい場所を上手く探し当て、一生懸命、指で導いてくれる。

緊張しているのが伝わるし、頑張ってるのがやっぱりカワイイ。

「好き好き好き」っていう気持ちが全身から溢れていて、とにかく愛しくてたまらない気持ちになる。



一つになっている間もそれは変わらなくて、遥希は耳元で何度も「好きだよ」って囁いてくれた。

優しく囁かれる度に、全身にベールがかかったみたいに心地よい痺れが広がって行く。

次第に幾重にも重なったベールのせいで意識が遠のき始め、「愛してる」って大事そうに言われたら、ぷちんと何かが弾けたみたいに、頭の中が真っ白になった.........



遥希らしく抱いてもらえた気がして、すごく嬉しかった。

とても大切にされて、より鮮明に自分の気持ちが見えて来た。

やっぱり私は、このまま遥希と一緒にいたい。

遥希にもらった温かい気持ちを、私も遥希に返したい。
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