気まぐれな君も好きだから
ここでキャッキャッと喜ぶのが、多分、俊の思う理想の可愛い彼女像だと思う。
って言うか、彼氏と過ごす時間が増えるんだから、普通の女の子なら大抵は喜ぶか。
なのに相変わらず反応の薄い私を見て、俊はどう思っているんだろう。
今すぐ結婚しようと言っている訳ではないんだから、少しは嬉しそうにしないと怪しまれるかな.......
正直、遥希との仲がバレたらバレたで構わない。
責められようが、罵倒されようが、近い将来、絶対に言わなくちゃいけないことでもあるし。
でも俊を必要以上に傷つけたくはないし、今日がそのタイミングだとは思えない。
言葉を選んで用意して、きちんと向き合える準備ができてから話そう.......
と思っていたら、一人暮らしの話が出た。
驚いたし、俊の本気度が伺えて、何だか申し訳ない気持ちになる。
だけど、もう心は決まった。
私は遥希のそばにいたい。
遥希と私の間には、他の人には理解しにくい特別な空気が流れている。
私達は屈折した寂しさみたいなものを自分の中で上手く消化して、本当に言いたいことを飲み込んで、それを誰にも気付かれないよう、隠して、我慢して大人になった同志。
遥希とは愛情だけじゃなく、もっと何か深いところで繋がっている気がする。
って言うか、彼氏と過ごす時間が増えるんだから、普通の女の子なら大抵は喜ぶか。
なのに相変わらず反応の薄い私を見て、俊はどう思っているんだろう。
今すぐ結婚しようと言っている訳ではないんだから、少しは嬉しそうにしないと怪しまれるかな.......
正直、遥希との仲がバレたらバレたで構わない。
責められようが、罵倒されようが、近い将来、絶対に言わなくちゃいけないことでもあるし。
でも俊を必要以上に傷つけたくはないし、今日がそのタイミングだとは思えない。
言葉を選んで用意して、きちんと向き合える準備ができてから話そう.......
と思っていたら、一人暮らしの話が出た。
驚いたし、俊の本気度が伺えて、何だか申し訳ない気持ちになる。
だけど、もう心は決まった。
私は遥希のそばにいたい。
遥希と私の間には、他の人には理解しにくい特別な空気が流れている。
私達は屈折した寂しさみたいなものを自分の中で上手く消化して、本当に言いたいことを飲み込んで、それを誰にも気付かれないよう、隠して、我慢して大人になった同志。
遥希とは愛情だけじゃなく、もっと何か深いところで繋がっている気がする。