気まぐれな君も好きだから
そんな風にじゃれ合っているうちに、また雨が地面を濡らし始めた。
急いで車まで戻り、中に入ろうとしたら、遥希が助手席じゃなく、後部座席のドアを開けた。
不思議に思ったけど、濡れるのも嫌だし、促されるまま後部座席に乗り込むと、遥希もすぐに後ろに乗って来て、隙間がないほど私にピタッとくっついて座った。
「濡れちゃった?」
「うん、でも大丈夫。ちょっとだけ。」
「良かった。風邪ひいちゃったら大変だから。」
遥希は優しく頬笑むと、私の髪を撫で、そのまま頭からすっぽりと、包み込むように抱きしめた。
こんなにしっかりと、正面から遥希に抱きしめられるのは初めてかも。
ダメだ。
やっぱりドキドキが止まらない。
あ、でも..........
そうか、そういうことなんだ。
運転席に座ってたら、こんな風には抱きしめられない。
相変わらずやることがいちいち可愛いから、不意打ちのごとく、キュンとしてしまう。
「だから、後ろの席なんだね。」
「バレた? だって、歩未のこと、しっかり抱きしめたいんだもん。」
耳元で囁くように言われたら、カラダ全体が軽く疼き出した。
ほどよく力が抜けて、カラダがフワフワし出したころに、遥希の唇が重なって来る。
急いで車まで戻り、中に入ろうとしたら、遥希が助手席じゃなく、後部座席のドアを開けた。
不思議に思ったけど、濡れるのも嫌だし、促されるまま後部座席に乗り込むと、遥希もすぐに後ろに乗って来て、隙間がないほど私にピタッとくっついて座った。
「濡れちゃった?」
「うん、でも大丈夫。ちょっとだけ。」
「良かった。風邪ひいちゃったら大変だから。」
遥希は優しく頬笑むと、私の髪を撫で、そのまま頭からすっぽりと、包み込むように抱きしめた。
こんなにしっかりと、正面から遥希に抱きしめられるのは初めてかも。
ダメだ。
やっぱりドキドキが止まらない。
あ、でも..........
そうか、そういうことなんだ。
運転席に座ってたら、こんな風には抱きしめられない。
相変わらずやることがいちいち可愛いから、不意打ちのごとく、キュンとしてしまう。
「だから、後ろの席なんだね。」
「バレた? だって、歩未のこと、しっかり抱きしめたいんだもん。」
耳元で囁くように言われたら、カラダ全体が軽く疼き出した。
ほどよく力が抜けて、カラダがフワフワし出したころに、遥希の唇が重なって来る。