気まぐれな君も好きだから
挨拶も無しに、いきなりそう来る?
相変わらず、Sな奴。
でも結構このノリが好きだったりするから、そう言われて嬉しくなっちゃう私は実はM? とか、ついつい変なことを考えてしまう。
「今ね、傘、出しに一階に来たら、吉野君が新商品の試食させてくれて、惣菜のバックで、まったりしてた。」
「何だよ、それ。雨降ってるからって、みんなでサボってんのかよ。」
「いいでしょ。」
「吉野にも、遊んでないで、ちゃんと働けって言っといて。」
「あはは.......わかった。」
吉野君は、古谷君と仲良し。
入社直後にあった研修合宿で同じ班だった上に、最初に配属された店も一緒。
遥希と仁科君みたいな感じなのかな?
二人でいるところをあんまり見たことはないんだけど、どちらからも、お互いに対する毒を含んだ愛のあるコメントを聞かされている。
だから吉野君は俊と同じ店で働いたこともあるし、古谷君が私と特別に仲が良いことも、何となくは知っている。
何も言わないけど、もしかしたら遥希が私に纏わり付いているのを、一番微妙な立場で見ている人かもしれない。
相変わらず、Sな奴。
でも結構このノリが好きだったりするから、そう言われて嬉しくなっちゃう私は実はM? とか、ついつい変なことを考えてしまう。
「今ね、傘、出しに一階に来たら、吉野君が新商品の試食させてくれて、惣菜のバックで、まったりしてた。」
「何だよ、それ。雨降ってるからって、みんなでサボってんのかよ。」
「いいでしょ。」
「吉野にも、遊んでないで、ちゃんと働けって言っといて。」
「あはは.......わかった。」
吉野君は、古谷君と仲良し。
入社直後にあった研修合宿で同じ班だった上に、最初に配属された店も一緒。
遥希と仁科君みたいな感じなのかな?
二人でいるところをあんまり見たことはないんだけど、どちらからも、お互いに対する毒を含んだ愛のあるコメントを聞かされている。
だから吉野君は俊と同じ店で働いたこともあるし、古谷君が私と特別に仲が良いことも、何となくは知っている。
何も言わないけど、もしかしたら遥希が私に纏わり付いているのを、一番微妙な立場で見ている人かもしれない。