-サマーデイズ-君と私の最期の夏。

__
___


「ったく…美乃梨は本っ当に可愛げねーよな…」


颯汰はぶつけた所に絆創膏を貼っており、はぁ…とため息まじりにそう言った。


「可愛げがない幼馴染ですいませんでしたー」


女子に可愛げないってかなり傷つくんだけど…。

私はぷくーっと頬を膨らませ、カバンで颯汰の足にアタックする。

そんな颯汰は「このやろ…」と、寝癖がついた髪で私の頭に軽くチョップした。

< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop