君の羽が散る頃には
おんなじこと、繰り返す
桜吹雪が舞散る。
見慣れた風景を眺めて、私は布団に潜る。
意味もなく、私は息を潜めた。
それでも、自分の生きている証は
すーはー、と[ここ]によく響いた。
ーーー[ここ]はとても静かで、苦しい。
[ここ]から見える桜は、去年より寂しげに見えて
私は生暖かい布団の中、この前誰かに
『この桜の木は小夜ちゃんみたいだね』
そう言われたのを思い出した。
ーーーーーーサアアアアアア………