君の羽が散る頃には

ごがつ、なんにもない毎日。




桜の花も散り、木は淋しげになった。



私のいる病室も、一段と淋しくなってしまった。



瀬野さんが私の担当を外れた。




それも、結婚が理由とかでもう会えないそう。



代わりに別の女の人が担当になったが、笑顔があまり好きになれなかった。





つまらない日々が始まってしまった。






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