ずっとずっと
もしも夏奈と違うクラスだったら…と考えるだけでとても怖くなる。
そんな人見知りの私には恋なんて無縁だと思っていた。
しかし、彼だけは違かった。
「ちーなーつーっ!」
彼のことを考えていると、いきなり夏奈に背中をポンッと軽く叩かれ驚いた。
「わっ!どーしたの、夏奈?」
私は驚きながら夏奈に尋ねた。
「何じゃないよ。クラスってあそこだよね?」
夏奈は斜め目の前にある教室を指差していた。
そこには『2年3組』と書かれた札があった。
「早く行かなきゃ!」
夏奈はそう言って私と夏奈は急いで新しい教室に向かった。