恋転車
先生が口を開いた。
「今日予定していた転校生の紹介だが、急用が入ってたった今帰ってしまった。残念だけどまた明日かな」
教室のみんながえー、と言うその時だった。涼の携帯がなった。涼は一瞬に顔色を変えた。
「おい、大谷!」
「マジかぁ来ましたか・・・」
涼と大谷は席から立ち上がり、先生の耳元になにか伝えると教室を出ていった。


二人は学校の地下フロアのもとへ向かった。そう、ここが普通の高校生と違うところ。地下フロアの入り口には・・・
[神奈川県立高校捜査室寒川高校支部]

その看板の上には、[KHS]のシルバーのマークが光っていた。
< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop