世界No.1×全国No.1 〜総長同士たちの恋〜2
どーしよ。俺要さんに言ってみよーかな。
「あ、あの。要さん。」
やべっ。噛んじゃった。
「なんだ?」
「えーと。その…。」
俺がモゴモゴ言ってると
「あれか、高校のことか?」
…!?
す、すげぇー。何でもお見通しかよ。
「は、はぃ。何で分かったんすか?」
「もーすぐお前卒業じゃねーか。だからそんな事だろーと思った。」
す、すげぇーな。
俺これから要さんにそーだんしよ。
兄さんだな。わら
「あの。俺高校行かないでここに就職したいと思ってるんです!もちろん、ちゃんと試験も受けます。お袋の子どもだから簡単に入れるとか思ってないですし。これから勉強しようと思ってます。」
俺は一気に言った。
「なるほど…。まぁーいいんじゃね?てか、お前勉強しなくても入れるだろ。T大受かったんだろ?なら、余裕だよ。でも高校生活しなくていいのか?」
要さんがそう心配そうに聞いてきた。
「はぃ。俺学校よりもここの方が楽しいんですよ。なんか分からないですけど…落ち着くんです。」
「ならいいと思う。真美には言ったのか?」
「今日の夜言おうと思ってます。」