短編集~坂道の途中で~






「えへへ、認めてもらいたかったの。」









柚奈は笑いながら、楽譜に目を落とし真剣な表情に戻った。








「誰に認めてもらいたかったんだよ。」









「うちの好きな人」










優樹はその言葉を聞いてうなだれた。







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