私を見つけて
なんか視線を感じるなぁーと横をチラッとみると直輝がジーッと私をみていた
「そんなにみてどうしたん?
私の顔になんかついてる?」
「いや、ちゃう。
俺は自分の名前名乗ったのにお前は名乗らんのかなっておもってん。」
「あ…。忘れてた。
中西 李緒やで!
あ、ここが私んち。送ってくれてありがとう」
あーー、あっという間だったなー。
「ほんじゃあな、気ぃつけろよ。
おやすみ、李緒」
…名前。
呼んでくれたことに対してニヤニヤしてる私だけど直輝が一向に家の前から立ち去らないことに対して疑問をもつ。