仮カノ




確かに、整った顔立ちをしている。
性格も良さそう。

だけど、私には水城くんがいて……。


「お父様、この方とのお見合いは出来ません…。」


「どうしてだ?気に入らなかったのか?」


「そういうわけではございません。
ただ、私にも大切な方がいるのです。」


「そうか…。

しかし、せっかく紹介していただいたんだ。
お見合いだけでもしてほしいんだよ。」



< 102 / 267 >

この作品をシェア

pagetop