仮カノ




「ごめん、蛍。私のせいだよね。」


「別に…謝ってもらわなくていい…。

てか……、俺…、ちょっと横になっていい?」


「あ、うん。」


蛍はベッドに移動し、寝転がる。


「あっ、そういえば、これ。」


私は鞄から蛍のコートを取り出す。


「それ…、ソファのとこ…置いといて。」


「うん、わかった。」



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