あなたには見えますか…………
全身の力が抜け、俺は恐怖のあまりに膝

から地面に座り込むような形となってい

た。



しかし、その声は鳴り止まず、ずっと脳

に響いてくるんだ。

永遠に鳴りやまないような、笑い声が。



「やめ……て……やめて……くれよ……」



俺が懇願するように、口走るもその笑い

声は、更に嘲笑うかのような激しさに変

わっていたんだ。



「イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ……

アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ……

アッハハハハハハハハハハハハハハ……」




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